しろのブログ

しろです。読んだ本の感想や日々思ったことをそのまま口語とかでゆるくやっていきたいと思います。レビューの文体は読んだ本の文体に引きずられがち

読書レビュー『黒い家』貴志祐介

0 どんな本?

 

生命保険会社で働く主人公が、家に来るように呼ばれた保険加入者の自宅で子供の首吊り遺体を発見してしまい、いくつか不可解な点を感じて真相を突き止めようとし、どんどんやばい沼にハマっていってしまうお話し

 

 

1 レビュー

 

いつもレビューは基本的に本を読んでなるべく間をおかずに書くようにしてるのですが(内容や読み終えた時の気持ちを忘れるため)、今回はちょっと時間が経ってしまったため(4~5日)、なんとなく思い出しながら書いていこうと思います。

 

内容なとりあえず怖いです。

最初からけっこう怖い。そして後半めっちゃ怖い、みたいな感じです

 

話の進行具合としては、前半とかは割とゆっくり進み、後半でなんか凄いことになります。

 

貴志祐介の本はこれで『青の炎』に続いて2冊目で、アニメだけ見た『新世界より』の含めて少し思ったのは、貴志祐介の書く話は後半からすごい展開になるのが多いのかなって思った感じです

 

なんか前半で色んな設定とか登場人物についてけっこう詳しく説明しといて(直接言葉で「これはこうだ」と説明するのではなく、ある出来事などから間接的に読者に「(主人公の身の回りでは)こういうことが起こっている」というのを認識させる感じ?)、後半で暴れるみたいな

 

まあサンプルが上記の3作品しかなく、『青の炎』はそこまででもないので、今回の『黒い家』とアニメで見た『新世界より』の2作品で思っただけなんですが……

 

劇とかで例えると、

前半は小道具とか大道具、舞台の背景などを作り込みつつ、出てくる登場人物を(この前半部分で)全て登場させて、それぞれがどういった人物なのかをけっこうちゃんと説明する

 

で、後半でその作り込んだ舞台セットや大道具小道具、登場人物を使い暴れ倒す(ストーリーがめちゃくちゃ動いて次の展開が予想できず、読者が釘付けになる)

みたいな感じ?

 

アニメの『新世界より』も、最初面白くなさすぎて途中でやめかけましたが(ボノボのとことか)、見続けたら後半面白すぎてなんかもうあれでしたからね(語彙)

 

なので貴志祐介は、ジェットコースターみたいな作家だと、今のところ思ってます(最初ゆっくり後半うわぁぁぁああああみたいな?(わかりづらい))

 

 

2 レビューそのに

 

ということなので、「怖くて面白いのが読みたい!」という方にはオススメです。

 

あと保険会社の仕事(の一部)がちょっとリアルっぽく描かれてるので、そこもオススメ(作者が以前生命保険会社に勤めていたので、なんか描かれてるいる内容に説得力がありそう(な気がする))

 

ただ表紙とかからして色々もう怖いので、個人的には冬以外に読むのがオススメです(寒くて天気も曇りがちな冬に怖いホラーを読むとより気持ちが落ち込むので、やっぱりホラーは夏(か春か秋)に読んだり見たりするのが良いよねっていう持論)

 

とりあえず貴志祐介の本はあと3作品ほど積読があるので、冬入る前に読んでしまいたいと思う今日この頃(怖いし)

 

 

3 おわりに

 

そんな感じで、なんか徐々にうすれてきている記憶や読んだときの感情を思い出しながら、眠みと戦いながら書いてみました(眠いので自分でも何書いてるかよくわからない)

 

わきわき(ねこますさん&Goromanさん風)

 

ではまた〜〜!!