しろのブログ

しろです。読んだ本の感想や日々思ったことをそのまま口語とかでゆるくやっていきたいと思います。レビューの文体は読んだ本の文体に引きずられがち

読書レビュー 『仕事をしたつもり』 海老原嗣生

0 はじめに

※以下ネタバレ含む(?)ので注意

 

 

 

 

 

 

 

Ⅰ どんな本?(ざっくり)

 

内容はタイトルにある通り、「社会で一般的な企業などに見られる多くのことって、実は仕事をしたつもりで、中身はないんじゃない?」っていうことについて、つっこんで(?)いく本。

 

 

Ⅱ どんなことが書かれているか?(具体的に)

 

内容については、おおまかに言えば上記の通りだが、では具体的には?っていうと以下のようなことが書かれている

 

・営業で、「一日200件電話をかけろ!」という上司の指示は、数字だけをとりあえず達成するのが部下の目標となってしまい、実際にクライアントを獲得するという本来の目的の達成に対しては、全く意味をなさない

・会社の上司や同僚に義務的に年賀状を送るのは、時間と労力の無駄で、仕事をしたつもり

・何かお客様に迷惑をかけてしまった時に、必要以上にクレームや要求を出してくる人に対し、特に考えずにただ謝り続けるのは仕事をしたつもり

・「うまいラーメン屋」、「がんばろう日本!」、「お肉屋さんが作ったハンバーグ」などの街に溢れる言葉は、仕事をしたつもり(わざわざ看板に「まずいラーメン屋」などと書くはずはないので、この広告の「うまい」の部分は全く意味をなさず、製作者あるいは店主が仕事をしたつもり)

 

 

Ⅲ レビュー

 

まあ以上のようなことが書かれているが、読んでいて「ん?」ってなることが多かったように思う。

 

例えば上の「うまいラーメン屋」という看板にしても、この「うまい」の部分に全く意味がないかと言うと、そうではないように感じる

 

もちろん上の「うまい」の部分は店主の自己申告なので、本当に多くの人がうまいと感じるかどうかはわからないものの、この看板を見た人に、パッと見でただの「ラーメン屋」と書かれているのに比べれば、ポジティブな印象を与えると思う

 

また、自己申告にせよ、とりあえず「うまい」と書かれていれば、客としては「本当にうまいのか?」という疑問や興味を持つことになるかもしれないし、実際その一部が(本当にうまいのかを確かめるために)その店に入店するかもしれない

 

そのことを考えると、確かに著者の言う通り一見全く意味をなさないような看板の「うまい」という言葉も、実はないのに比べれば、ある程度の効果は集客に与えているように思う(店主が期待するような広告効果まであるのかは別として)

 

また別の上の具体例にもある、会社の年賀状が無駄というのも、少し気になる。

 

確かに、会社の年賀状を上司や同僚に送るのって無駄じゃない?っているのは、一般的な会社に入った人であれば、すぐに思った人も多いと思う

 

ただ、だとしても若い世代が「年賀状って無駄ですよね」とは、通常滅多に言えないのではないだろうか?(職場の環境にもよるだろうが)

 

著者は本書にて

「もし本当に年賀状を送らないだけで関係が悪くなるような間柄なのであれば、しょせんその程度ということです。」

と書いているが、「えぇ〜〜〜」って感じだ

 

 

Ⅳ レビューそのに

 

読んだ感想としては、書かれている内容が、「無駄っちゃ無駄かもしれないけど、そこの無駄はだいたいの人が無駄だと認識していることなんじゃない?(そして分かってはいるけど、一部の上層部が無駄ではないと思ってるから、おそらく無駄であるにも関わらず続けられてるんじゃない?)」ってことが多く、特に得るものは少なかったかなという印象

 

この無駄であるということに対し、では具体的にどうすればこの無駄を現実的な手法で減らすことができるか?という考察がされておらず、とりあえず「これは無駄!やめよう!」だけで、まぁ、そうだね、、、ということが多かった

 

例えばさっきの年賀状の話しにしても、年賀状を送り続けてる根本的な原因はそれが正しいことだと会社の偉い方たちが思っているから続けられていることで、これを現実的に変えるには、この社長やその周辺の人物に対し、どうすれば年賀状が無駄だという認識を持たせることができるか?を考えるべきであろう

 

しかし、この本にはそういったことは一切書かれておらず、「これは無駄!みんな頭使って考えずに、ただ習慣や周りに流されて無駄なことを続けるのはよくない。ちゃんと考えて行動しよう!」というのが書かれているだけ

 

う〜〜ん、別にそのことには多くの人(この本の想定読者である20、30代の若い世代だと特に)気づいていると思うけどな〜〜

って感じたり

 

Ⅴ おわりに

 

いかがだっただろう?

 

個人的には、あまり本としては得られるものは少なかったものの、アマゾンの評価はそこそこなので、気になった方は読んでみてもいいと思う(サクッと読めるので)

 

では、ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

 

また次回!なのじゃ〜〜〜〜〜〜!!